はじめての手織り
伊藤 実代子 先生

たて糸とよこ糸から成る織物。糸の色や素材、太さなど組み合わせは無限です。

ご担当される「クラフト」を体験する、作品を作る、魅力はなんですか。
手織りと聞くと「難しい」とか「大きな織り機が必要」というイメージですよね。
でも、卓上の可愛らしい織機で、いろんな織物ができるのです。簡単にたて糸が張れるし、場所も取らず、便利！
身にまとうものからお部屋に飾るファブリックまでいろいろな織物を手軽に作ることができます。

先生がこの「クラフト」をつくろうと思われたきっかけや出会いがあればお聞かせください。
たて糸とよこ糸から成る織物。糸の色や素材、太さなど組み合わせは無限です。
編み物で余ってしまった毛糸も、上手く使えば素敵なマフラーに。「手織り」のプレゼントは、とても喜ばれるものです。
ドライフラワーを挿してみたり、麻ひもでラグを織ってみたり、リボンを使ってみたり・・・様々な素材で楽しくチャレンジしています。

クラスではどういった指導をこころがけていますか。
初めのうちは、基礎を学んでいただくために、テーマを決めて進めていきます。基本の織りを習得されたら、それぞれ、作品をご自身でデザインし織りあげるようアドバイスをしています。
「ラグを織りたい」「ショールがほしい」「カバンの生地を作りたい」等、それぞれ作りたいものが異なりますし、感性も違います。皆さんに手織りを楽しんでいただくために、お一人お一人に合った作品作りのお手伝いをしたいと思っております。
また、「織物」についての知識として、講座の中では「手紡ぎ」や「染め」についてもお話し、実際に体験していただくこともあります。

これからはじめようと思っている方にメッセージをお願いします。
クラスが始まる前はお互いに作品を見せ合い、褒め合ったり、質問したりで教室内はとても賑やかですが、授業が始まり、皆さん手を動かし始めるとおしゃべりは止み、真剣そのもの！大きな作品が出来上がった時の達成感と感動を味わっていただきたいと思います。
織り機はレンタルも可能です。
忙しい日常をちょっとだけ忘れ、ゆったりした気持ちで織り機に向かい、リフレッシュしていただけたら、と思います。