ミシンキルト
中道 佳子 先生
ミシンキルトは手芸であるだけではなく、自己表現の手段でもあります。
ご担当される「クラフト」を体験する、作品を作る、魅力はなんですか。
ミシンキルトの作品を作る時、こうしなくてはいけないとか、こう縫うべきだということが重要ではなく、どんな作品を自分が作りたいかが大切だと思います。
ミシンを使って制作するので、手では縫いづらい布、ビニール、コードなどを使って材料に対する先入観もとらわれることなく作品が作れることだと思います。
先生がこの「クラフト」をつくろうと思われたきっかけや出会いがあればお聞かせください。
アメリカのコンテンポラリーキルトの本を見て、私も作ってみたいと思い、ミシン会社の講習に参加しました。当時ハンドキルトの講師をしていた私にとって新しい分野でしたが、すぐに夢中になりました。その後、アメリカでアートキルトの講習や染めの講習を受けながら、自身で独自な講習を行っています。
クラスではどういった指導をこころがけていますか。
制作する上で、生徒さん達の発想に対して否定するようなことは言わないようにしています。なぜなら、否定からは何も生まれないように思うからです。その発想に対してもっといい方向にもっていけるように、違った考え方やいろんな手法を提案し、お手伝いができればと思います。
これからはじめようと思っている方でメッセージをお願いします。
ミシンキルトを手芸としてとらえるだけではなく、自分表現の手段、または色んな材料を使って作るクラフトと考えていただき、楽しんで頂けたらと思います。
キルトスタジオ「ティン・パン・アレイ」主宰。旧ハーツ&ハンズにてキルトを学ぶ。その後ミシンキルトを中心に活動。