• かぎ編み針
  • 棒編み針
  • ソーイング
  • パッチワーク
  • 刺しゅう
  • 手織り
  • トールペイント
  • レース

人気の先生クローズアップ▼バックナンバーを見る

  

市川和子のテディベア
市川 和子 先生

その人しかできない個性が作品に表れることが一番の魅力。

・ご担当される『クラフト』を体験する、作品を作る、魅力はなんですか?
テディベア制作の魅力は、世界でたった一つの作品が作れることです。同じ生地とパターンで制作しても、縫い方や綿の詰め方で体型が変化します。顔を作ることで人格のようなものが生まれ、10人が作れば10通りの個性のテディベアが生まれます。その人しかできない個性が作品に表れることが一番の魅力だと思います。

・先生がこの『クラフト』を作ろうと思われたきっかけや出会いがあればお聞かせください。
玩具デザイナーをしていた頃、ターゲットに合わせてマーケティングしてヒット商品を作るということに少し疲れていました。そんな時に出会ったのがテディベアです。
テディベアは子供から大人まで、年齢や性別を問わずに愛されています。インテリアにもなる洗練されたデザインは、大人が堂々と持てるぬいぐるみで、大人になった私を癒してくれました。また、100年以上前に作られたテディベアがたくさん現存していて、良質な素材を使って丁重に作れば100年は持つということにも魅了されました。
ベアも自分と同じように年を取り、少しずつアンティークになっていきます。テディベアは、ずっと一緒に歳を重ねていくことができるのです。一生をかけて追求することができる究極の存在だと感じ、今も続いています。


・クラスではどういった指導を心がけていますか。
10年以上の方と新しい方が混在するクラスですが、その人にしかできない個性を大切にするように心がけています。一通りの制作技術をマスターしたら、いろいろなサイズやパターン制作に向かいますので、クラスの中でもバラバラな作業をしていることも多いです。一人一人が進みたい方向に向かうサポートをしています。


・これからはじめようと思っている方にメッセージをお願いします。
テディベアは、意外に思うかもしれませんが、縫うことよりも綿を詰めることが一番難しいのです。綿を詰めることは誰にでもできますが、綿をコントロールすることで骨格が決まり、その人独自のかわいらしさの表現につながっていきます。
世界でたった一つの自分だけのテディベア、そんなサポートができると嬉しいです。

女子美術大学大学院修士課程修了。(株)タカラで着せかえ人形とテディベアの企画開発に携わる。子供の頃のやさしい世界にふと戻れるようなテディベアをコンセプトに、テディベアの世界を展開している。

資料請求はこちら!×