魔法の一本針
丸山 良子 先生
ご担当されるクラフトを体験する、作品を作る、魅力はなんですか?
やはり、作品が出来上がった時の充実感と言うか、満足感ですね。
作品を自分の手で作り上げた時の気持ちは経験した皆様は感じられていると思います。大きな作品も小さな作品も、十分に気持ちを豊かにできると思っています。
先生がこのクラフトをしようと思われたきっかけや出会いがあればお聞かせください。
何かを作るきっかけとしては、私が小学校低学年の頃、母の古くなったフリンジのついたショールをバッグにつくり直し、それを母がほめてくれた事がとてもうれしかった記憶があります。
又、当時、小学校の家庭科の授業に編物があり、その事が今につながっていった様に思います。
クラスではどういった指導を心がけていますか。
授業内容を正確に覚えて、表現できる事はとても大事なのですが、失敗とか勘違いから多くの事を学ぶ楽しさも編物の世界を広げていってくれるのではないかと思います。
なるべく記憶に残る表現や扱いをしながら授業をすすめていくように心がけています。
これからはじめようと思っている方にメッセージをお願いします。
同じ内容の勉強をしても一人一人の作品には個性が出てきます。長く自己流で作品を作ってきた方も基本学ぶ事で、無駄にならず今までの経験が生きてくると思います。又、編物が初めての方も素直に受け入れる気持ちと楽しむ気持ちがあれば上達していく事と思います。
魔法の一本針インストラクター。(公財)日本手芸普及協会手編み師範。年2回魔法の一本針勉強会を開催。各地のカルチャースクールで講師をつとめる。