諸星由喜子の手あみサロン
諸星 由喜子 先生
ご担当されるクラフトを体験する、作品を作る、魅力はなんですか?
自分の手を動かすことで、形ができてくること。“編む”と言う作業が好きです。形にする為には、とじ・はぎなど細かい事がありますが、その工程を経て作品になった時に達成感があります。
きちんと習う前は、糸=毛糸だったのが、様々な糸を使用することで編む楽しみが多くなったように思います。
先生がこのクラフトをしようと思われたきっかけや出会いがあればお聞かせください。
小学生の頃かぎ針を持ちマフラーを編みました。母は棒針で編物をしていたのですが、誰に教えてもらったのか記憶がありません。
本格的に始めたのは30歳を過ぎてから。OLをしていましたが、何となく“編物を教える人になりたい”と思い、一念発起してヴォーグ編物指導者養成校に通いました。卒業後、教室のアシスタントや編み物の本の編集のお手伝いなど経験し、今に至っています。
クラスではどういった指導を心がけていますか。
はじめて編み針を持つ方には、手の動きを見てもらい真似をしてもらいます。同じ質問を受けても納得してもらえるよう繰り返し説明します。
“時には厳しく、時には楽しく”そして“お家でも練習をして下さい”と必ず言います。針を多く動かすことで必ず上達します。編むだけではなく、仕上げのとじ・はぎなどの技術をきちんと身につける事で作品の完成度が高くなると思うので、基本を大切にしながら作品づくりをしています。
これからはじめようと思っている方にメッセージをお願いします。
手仕事の一つとして編み物は素敵な技術だと思います。
時には会話のきっかけになったり、ひとりでコツコツ編んで集中したりと、様々に生かす事ができます。一本の糸と、棒針・かぎ針などの道具を用いて“編む”と言う手仕事は一生楽しめると思います。
習い始めると大変なことも多いのですが、チャレンジしてください。
編み物に興味を持ち始めたのは、小学生の頃。その後、編物指導者養成校を卒業後、ニッターや編集の仕事に携わり、現在は公民館などでも教室を展開。(公財)日本手芸普及協会師範。